お腹だけ痩せたい人の筋トレ5選

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はじめに:「腹筋100回」でお腹は凹まない!?

手足は細くて体重も標準なのに、なぜか「お腹だけ」が浮き輪のようにぽっこりと出ている。ダイエットをして体重が3キロ落ちても、顔や胸ばかりがげっそり痩せて、肝心のお腹の脂肪は一向に消えてくれない…。 そんな「部分痩せ」の悩みに対して、多くの人が真っ先に始めるのが「上体起こしの腹筋運動(クランチ)」です。「毎日腹筋を100回やれば、絶対にお腹の脂肪が燃えてシックスパックになるはずだ!」と信じて疑わない人は後を絶ちません。

しかし、ここで非常に残酷な真実をお伝えしなければなりません。
「上体起こしの腹筋を何千回やっても、お腹の脂肪だけがピンポイントで燃える(部分痩せする)ことは医学的に絶対にあり得ない」のです。私たちの体は、エネルギーが不足した時、全身の脂肪細胞から「血流を介して」満遍なく脂肪を溶かして使います。つまり、お腹の筋肉だけを動かしたからといって、その上にあるお腹の脂肪だけが都合よく使われるわけではないのです。むしろ、ただの上体起こしはエネルギー消費量が極めて低いため、脂肪を燃やす運動としては非常に非効率的です。

では、ぽっこりお腹をへこませることは不可能なのでしょうか?決してそんなことはありません。「腹直筋(お腹の表面の筋肉)」を鍛えるという間違ったアプローチをやめ、内臓を正しい位置に引き上げる「インナーマッスル(腹横筋)」と、ウエストのくびれを作る「脇腹の筋肉(腹斜筋)」を狙い撃ちにすることで、お腹はコルセットを締めたように劇的に凹むのです。
本記事では、無駄な上体起こしを今日で卒業し、最短最速でウエストを引き締めるための「お腹痩せ特化型の最強筋トレ5選」をご紹介します。

なぜお腹だけが出る?知られざる3つの原因

効果的な筋トレを始める前に、まずは「なぜあなたのお腹だけがぽっこりと出ているのか」、その根本原因を理解しておきましょう。

【原因1】姿勢の悪さと「内臓下垂(ないぞうかすい)」
日本人女性のぽっこりお腹の最大の原因は、実は脂肪ではなく「内臓下垂」です。長時間のデスクワークやスマホ操作による猫背、あるいは反り腰によって骨盤が傾くと、本来胸のすぐ下にあるべき胃や腸などの内臓が、重力に負けてダラリと骨盤の底まで垂れ下がってしまいます。中身が下に落ちてくるため、下腹だけが風船のように前に突き出てしまうのです。これを解決するには、内臓を元の位置に「グッ」と持ち上げて留めておくための自前の筋肉(インナーマッスル)を鍛えるしかありません。

【原因2】「腹横筋(ふくおうきん)」の緩み
お腹の筋肉は一層ではありません。表面にある「腹直筋(シックスパック)」の下に、お腹全体を腹巻きのようにグルリと覆っている「腹横筋」というインナーマッスルが存在します。別名「天然のコルセット」と呼ばれるこの筋肉が緩みきっていると、いくら体重が軽くてもお腹の出っ張りを抑え込むことができません。一般的な上体起こしでは表面しか鍛えられないため、このコルセットを締める特別なトレーニングが必要なのです。

【原因3】基礎代謝の低さによる「皮下脂肪」の蓄積
女性は子宮や卵巣といった大切な臓器をお腹に持っているため、元々本能的にお腹周りに脂肪(毛布)を蓄えやすいという性質があります。さらに加齢や運動不足によって筋肉量が減り、基礎代謝が落ちると、食べたエネルギーが最も蓄積しやすいお腹に真っ先に集中してしまうのです。

天然クーラーボックス!お腹痩せ最強筋トレ5選

それでは、垂れ下がった内臓を引き上げ、天然のコルセットをガチガチに締め上げるための「お腹特化型の一軍メニュー」を5つ厳選してご紹介します。

【1選目】最強のコルセット締め「プランク(フロントブリッジ)」
ぽっこりお腹撃退の王様です。表面の筋肉ではなく、深層にある「腹横筋」をダイレクトに鍛え上げます。
・やり方:うつ伏せになり、両肘とつま先だけで体を支えます。頭のてっぺんからかかとまでが一直線になるようにポーズをとり、そのままキープします。
・ポイント:お尻が山のように高く上がったり、逆に腰が反って落ちたりするのは絶対にNG。おへそを背骨に近づけるように限界まで「お腹を凹ませ(ドローイン)」ながら、まずは30秒キープから始め、慣れたら1分を目指しましょう。

【2選目】下腹部の脂肪をえぐる「レッグレイズ」
特に「おへそより下のぽっこり」に強烈に効くトレーニングです。
・やり方:仰向けに寝て、両手はお尻の横に置きます。両足をピタッと揃え、膝を伸ばしたまま、足先が天井を向く(床と90度)までゆっくりと持ち上げます。その後、床スレスレのところまでゆっくりと足を下ろします(かかとは床につけない)。
・ポイント:足を下ろす時、絶対に「腰が床から浮かない」ように、お腹の底にグッと力を入れ続けてください。腰が浮くと腰痛の原因になります。これを15回×3セット行います。

【3選目】美しいくびれを作る斜め絞り「ロシアンツイスト」
お腹の横側にある「腹斜筋」を鍛え、女性らしいキュッとしたくびれを作ります。
・やり方:床に座り、両膝を軽く曲げます。上半身を後ろに45度くらい倒し(背すじは伸ばしたまま)、Vの字の姿勢をキープします(余裕があれば両足を床から少し浮かせます)。胸の前で両手を組み、その手を右の床、左の床へと交互にタッチするように、上半身を大きくねじります。
・ポイント:ただ腕を振るのではなく、おへそを中心にして「雑巾を絞るように」ウエストを深くねじり切るのがコツです。左右交互に20回×3セット行います。

【4選目】内臓を正しい位置に戻す「キャット&カウ(猫と牛のポーズ)」
ヨガでお馴染みのポーズですが、背骨の柔軟性を高め、骨盤の傾きをリセットしてお腹を引っ込めるのに極めて有効です。
・やり方:四つん這いになり、息を「フーッ」と吐きながら、おへそを覗き込むように背中を高く丸めます(猫のポーズ)。次に、息を吸いながら肩甲骨を寄せ、ゆっくりと背中を反らせて顔を前(斜め上)に向けます(牛のポーズ)。
・ポイント:背中を丸める時に、これ以上凹まないという限界までお腹を引っ込め切るのがポイントです。ゆっくりと10回繰り返します。

【5選目】究極のながら運動「ドローイン・ウォーキング」
わざわざ寝っ転がらなくても、歩きながらお腹を凹ますことができる究極のテクニックです。
・やり方:通勤中や買い物中、歩きながら「お尻の穴をキュッと締め、おへその下(丹田)に力を入れて、お腹を極限まで凹ませた状態」をキープしたまま歩き続けます。
・ポイント:ただ息を止めてお腹を引っ込めるのではなく、普通に呼吸をしながらお腹だけを薄く保ちます。最初のうちは1分も持ちませんが、習慣化すれば「歩いている時間すべてが強烈な腹筋トレーニング」へと変わります。

まとめ

「お腹だけ痩せたい人の筋トレ5選」いかがでしたでしょうか。
今日から、首を痛めながら必死に上体を起こす旧式の腹筋運動はやめましょう。あなたのぽっこりお腹の上についている脂肪を燃やすのは腹筋運動ではありません。全身で最も大きな筋肉である太ももやお尻のトレーニング(スクワットなど)によって基礎代謝を上げながら、同時に今回ご紹介した「プランク」や「レッグレイズ」で内側から天然のコルセットを締め上げることが、部分痩せの常識を覆す唯一の最短ルートなのです。

そして何より重要なのが「日々の姿勢」です。いくら筋トレを頑張っても、デスクワーク中に猫背で首を前に出し、骨盤を後傾させて座り続けていれば、内臓はまたすぐに下がり、お腹はポッコリと前に突き出てしまいます。筋トレの時だけでなく、パソコンに向かっている時も、電車で立っている時も、「頭のてっぺんを糸で吊られているように背筋を伸ばし、お腹を軽く引っ込める(ドローイン)」という美意識を持つようにしてください。

「インナーマッスルの強化」と「日常の正しい姿勢」。この2つの強力なタッグを組めば、あなたのお腹周りの分厚い浮き輪はみるみるうちに萎み、憧れのフラットなウエストと美しいくびれが必ず手に入ります。まずは今夜、ベッドの上でたった30秒のプランクから、その第一歩を踏み出してみませんか?

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